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疲労回復を早める積極的休養のススメ

休養には2種類ある!

「休養」と聞くと「ゆっくり横になって寝る」という事をイメージされる方が多いかと思います。が、それだけではありません。「休養」には2種類があります。それが「消極的休養」と「積極的休養」です。

消極的休養とは、疲労回復を目的とした睡眠・入浴・マッサージなどのからだを休めることを示します。疲労をとるために普段から行っている方も多いでしょう。半身浴をしたり、自分のからだに合った寝具にするなどが挙げられますが、一つ気をつけなければならないことがあります。「消極的休養」を取る期間が長引いてしまうと、かえって疲労感が蓄積され、体のだるさが取れない、頭痛がするなどの不調をきたしてしまいます。

筆者も何度もしてしまった経験があります。休みの日に朝から夕方まで十二時間近く寝てしまい、いつもより長く休養を取ったはずなのに、翌日の調子が良くないという過ごし方です。「なぜたくさん寝たのに疲れがあるんだろう」と不思議でした。寝具が悪いのか、それとも食べたもののせいか、と考えていました。ですが、積極的休養を取り入れ始めてから身体もスッキリするようになりました。

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積極的休養とは

積極的休養とは、身体が疲れている時にあえて軽めの運動を行うことで全身の血行を促進し、疲労回復を早める手法の事です。筋肉疲労を回復するためには、酸素と栄養をたくさん送ることが重要。回復力が高いというのは、血液循環がよい(栄養と酸素が体の隅々まで送り込まれるスピードが早い)ということでもあるので、身体を動かして送り届けてやる必要があるということになります。例えば、ジョギングやストレッチなどがありますね。身体を動かす事で、精神的な疲労も回復させる効果も期待できます。

特に「積極的休養」は、スポーツ界では常識として取り入れられています。疲れているからこそ、あえて身体を動かし、疲労回復を促すのです。サッカー選手が試合の翌日にプールで軽く泳いだりし、体内の老廃物を押し流したりするのが代表的な例ですね。基本は、「軽い運動で血行を促進し、精神的にも身体的にも回復を早めていくこと」です。そのため、頑張りすぎてしまうのは、逆にNG。あくまでも休息として頑張りすぎずに軽く楽しい運動ががポイントとなります。

 

具体的にどんなことすればいいのか

大事なのは、軽い運動で気分転換と疲労回復を図ることです。先程、例としてジョギングを挙げました。ですが、あまり走る事が好きでない方もいらっしゃるでしょう。そんな方にも特におすすめなのはスイミングです。水中では、水圧によるマッサージ効果も期待できます。

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大事なのは、日常生活や仕事で本来のパフォーマンスを発揮できること。なので継続でき、かつ楽しめるものを選んでいきましょう。そのためには自分が無理せず楽しめるものがいいですね。社会人だと、いろんなスクールやサークルなどもあるかと思いますので、まずは楽しみながらいろいろやってみるのもいいかもしれませんね。「疲れを取る」というのは家でゆっくりすればいい休養になると思われがちですが、「積極的休養」を取った方が疲労回復のスピードが早まるということも多いです。

 

毎日を快適に過ごしていくためにいろいろ気をつけていくことがあります。手段の一つとして、皆さんの毎日の体調管理に役立てていただければと思います。